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- 鉱種:
- 亜鉛 ベースメタル
ロシア:チェリャビンスク亜鉛精錬所(CZP)、亜鉛生産を2年間で20万 tに拡大予定
2015年4月20日付け地元報道等によると、チェリャビンスク亜鉛精錬所(CZP)は、自社製品の国内需要が減少しないとの見通しのもと、今後2年間で亜鉛生産量を20万 tに拡大する予定である。
CZPの主要消費者はMagnitogorsk製鉄所(MMK)及びSeverstal社であり、両社の亜鉛の用途は圧延鋼材の防食である。
CZPのパーヴェル・イズブレフト社長は、「亜鉛めっき鋼材の輸入は為替レートにより最近減少しているが、国産の亜鉛めっき金属製品の需要は拡大している。」と述べている。
ロシアの被覆鋼材消費量は年間約100万 t増加しており、CZPは亜鉛被覆圧延鋼材市場から外国競合他社を排除するため、生産拡大のための投資を予定している。
なお、2015年は亜鉛及び同合金の生産量を17万 tに拡大し、売上高を約170億ルーブルとする予定である。


