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2015年5月4日
メキシコ:メキシコは外国鉱業投資にとって魅力的
2015年4月29日付け業界紙等によると、Metals Economics Groupによる「2014年世界鉱業探鉱投資報告」において、メキシコは2008~2013年における鉱業部門での投資フローとしては51.46億 US$を獲得し、全世界合計の6 %を占め世界で第4位であり、採掘及び輸出のための優越性を導く鉱業探鉱投資を最も受ける国の一つである。
Proméxicoにより評価された鉱業及び投資報告によると、メキシコは鉱物資源の多様性に富んでいるほか、外国企業にとってメキシコ国内での企業設立の容易さにより魅力的な鉱業投資国である。また、国土の約25 %しか探鉱されていないことから、新規鉱業プロジェクトの開発にとって多大な機会が存在するほか、投資家に対し詳細な地質図や資源情報が提供される。
メキシコ中央銀行によると、2014年における鉱業輸出総額は対前年比9.2 %増の43.82億 US$で、主な輸出先とその割合は、中国33 %、韓国24.2 %、ベルギー7.8 %、カナダ4.4 %及びチリ4.3 %である。
一方、外国貿易を専門とするGrupo Ei社のManuel Díaz社長によると、メキシコからの鉱業(鉱石等)輸出において、最近政府当局が業者に対して鉱業企業登録の記載や採掘・輸出許可の証明書等を厳密に要求するようになった。最大の理由は、2010年頃から麻薬組織等犯罪組織による鉱業への進出、とりわけ鉱石等強奪、違法採掘、鉱業従事者誘拐等が頻発したことから、違法採掘や違法輸出等に対する徹底的な取締のため、鉱業企業が合法的に操業、売買等を行っていることを詳細にチェックするようになった。
