ザンビア：ロイヤルティを9 ％へ引き下げ、法人所得税30 ％は復活、2015年7月1日から導入へ

　ザンビア政府は2015年4月20日付で、鉱業ロイヤルティ率について、露天採掘鉱山及び坑内採掘鉱山ともに9 ％まで引き下げると公表した。同国では、2015年1月以降、ロイヤルティ率を露天採掘鉱山についてはかつての6 ％から20 ％に、坑内採掘鉱山についても6 ％から8 ％に引き上げを行っていたものの、同国の鉱山会社及び鉱業協会から、鉱山閉山と12,000名の雇用が失われると警告を受けていた。なお、法人所得税については、鉱山会社に対しては30 ％、加工業者に対しては35 ％を復活させ、また課税所得が総売上高の8 ％を超えた際に15 ％の収益税を課すとしている。国会の承認は未だ受けていないものの、2015年7月1日から新税制の導入を行う予定である。