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ニュース・フラッシュ

2015年5月25日

メキシコ:鉱業調整官、メキシコ鉱業は国際金属市況低迷の影響を受ける

 2015年5月20日付け業界紙等によると、メキシコ鉱業関係当局の実質トップであるMario Cantú経済省鉱業調整官は、メキシコ鉱業は、多くの鉱種において高いポテンシャルと良好な投資環境を有しながら、国際的な金属市況低迷により影響を受けている旨を明らかにした。

 同調整官によると、メキシコは南米のチリやペルーのように鉱業投資を行うに値する魅力を有する鉱業投資国である。特に世界最大の銀生産量を始めとして16鉱種が世界トップ10の生産量を誇るとともに、金及び銅に関しては過去数年において生産量を倍増させた。また、各種インフラも整備されているほか、安価でかつ経験豊富な労働力が確保できる等操業コストも国際競争力を維持している。しかしながら、昨今の国際金属市況低迷の影響により、国際的な資本を呼び込むことが困難な状況となっている。また、メキシコは他のラテンアメリカ諸国と同様に、鉱業に対する反対活動が散見されることも事実であり、政府としては不安要素を払拭すべく対応を進めている。

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