ニュース・フラッシュ
2015年6月1日
メキシコ:2015年Q1における鉱業部門への外国直接投資額がマイナスへ転じる
2015年5月25日付け業界紙等によると、経済省は、本年Q1における鉱業部門(金属に限る)への外国直接投資額が前年同期の420百万 US$から大幅に減少し-23.6百万 US$とマイナスへ転じた旨を報告した。
専門家による分析では、昨今の金、銀を含む国際金属市況の下落・低迷に加え、2014年1月に施行された鉱業特別税及び貴金属鉱業特別税の影響によるものと推測しており、これらへの対応として各鉱業企業が生産量拡大から操業コスト削減へと経営方針を転換させたとしている。一方、ここ数か月間においてカナダ系鉱業企業による幾つかの買収・合併案件が発表されていることから、本年Q2以降増加へ転じることが期待される。
なお、本年Q1におけるメキシコへの外国直接投資総額は、前年同期の58.21億 US$から増加し75.73億 US$であった。