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ニュース・フラッシュ

2015年6月8日

メキシコ:Grupo México社、エネルギー分野への進出を検討

2015年5月29日付け業界紙等によると、メキシコ金属鉱業企業最大手のGrupo México社は、電力及び石油・天然ガスでのエネルギー分野への進出を検討している旨を明らかにした。
同社のJuan Rebolledo国際担当副社長によると、今後10年で同社における収益の20 %を発電事業が担うこととなる。同社は、2005年にSonora州において自社が保有する鉱山で使用する電力を供給するために2基の250 MWコンバインドサイクル発電を導入したが、今後第三者に対する売電を検討している。昨年メキシコ議会において可決、成立したエネルギー改革法により、より多くの発電所を建設することが可能となった。また、同社は、同社の子会社であるSouthern Copper社が同州に保有するLa Caridad銅鉱山の発電等で使用する天然ガスを、米国からメキシコへのガスパイプラインに直結して独自に輸送している。同社としては、掘削を専門に行う子会社Perforadora México社(PEMSA)を通じて、今後石油・天然ガスの探鉱・開発に関する入札(Round One)への参加も検討している。

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