ニュース・フラッシュ
2015年6月8日
インドネシア:鉱業事業ライセンスの4割が未だ問題あり
2015年6月1日付地元メディアによると、エネルギー鉱物資源省(ESDM)は、インドネシアにおける10,000件の鉱業事業ライセンス(IUP)のうち、おおよそ40 %、4,000件のIUPに問題があるか、クリア&クリーンステータスを取得できていないという。このデータは、12の州でESDMと汚職撲滅委員会(KPK)の共同調査の結果、明らかとなった。
問題のある4,000件のIUPの大部分は、おおよそ3分の1が石炭IUPで、残りが鉱物IUPである。問題の主たるものは、他のIUP、鉱業事業契約及び石炭事業契約との重複となっている。また、重複の境界や他鉱区との境界が明確ではないものも見受けられるという。一方、申請者が手続きに従った活動をしていないという管理上の問題もある。
当該問題の解決のため、政府は問題の分類を行い、委員会が関係者を召喚することになる。
