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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年6月10日

中国:北京で「一帯一路」鉱業産業発展基金が始動

 現地報道によれば、北京で10日「一帯一路」鉱業産業発展基金が正式にスタートした。募集規模は100億元、2015年末までに募集活動を終了する。

 調べによると、同基金は「一帯一路」地域にある優れた鉱物資源、インフラ施設と関連産業チェーンを主要投資対象とし、それぞれのプロジェクトに対する基金の投資総額は2億元以内とし、投資期限を3年間と設定。同基金が稼働中に、リスク管理規制措置を徹底的に実施し、無限責任企業への投資禁止、循環投資の不認可、投資決定委員会が授権した以外の業務実施不可、また利潤の賭けや資産の抵当、上場企業買収の裏書など条項を通じて投資リスクを低減させる。

 現在、同基金には、プロジェクト庫を設置し、これらのプロジェクトは主にシルクロード経済圏にある国に配置し、特に中央アジアに位置するカザフスタン、キルギス、タジキスタン3カ国に集中しており、且つ既に51件の優れた鉱業プロジェクトを保有し、合計、金・銀・銅・鉛亜鉛・アルミニウム・鉄鉱石・石炭・天然ガス・石油等資源を保有している。

 情報によると、同基金における管理企業は北京展騰渤潤投資管理有限公司で、同企業は展騰投資集団傘下の株権投資管理専門企業で、中国国内資本と海外プロジェクト資源の間の直接マッチングに着目し、金融業界、不動産業、鉱物資源、文化マスコミ、消費業、現代サービス業等いくつかの分野に及んでいる。

 紹介によると、「一帯一路」鉱業産業発展基金は同地域内の鉱物資源及び関連業界に投資するプライベート・エクイティ・ファンド、株式権益及び他の多種金融方法を利用し、締結した対象プロジェクトに投資する。投資分野は、「一帯一路」にある優れた鉱物資源、インフラ施設を主要対象とし、重点的に採掘業、選鉱製錬業、探査業、物流及び貿易関連の見通しの高い企業へ投資する。

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