ニュース・フラッシュ
2015年6月23日
北京
森永正裕
中国:中科三環ハイテク株式有限公司、日立金属と共同で合弁会社を設立
現地報道によれば、北京中科三環ハイテク株式有限公司(以下、「中科三環」)は公告を発表し、日立金属株式会社(以下「日立金属」と略称)と「合弁契約書」を締結した。両社は10億元を投入し、中国江蘇省南通市啓東市で「日立金属三環磁石材料(南通)有限公司」を設立する予定。資本金は4.5億元、全額自己資金による。合弁会社の株式権益構成は、日立金属が51 %、中科三環49 %となる。
日立金属は、1956年に設立され、世界最先端磁石生産能力を持つネオジム鉄ボロン系磁性体製造業者で、自動車、IT及び家電、工業と医療、環境保護、エネルギー等分野に幅広く使用されており、中科三環は、国内ネオジム・鉄・ボロン系磁性体の先頭企業として、日立金属と特許ライセンス契約を締結し、レアアース永久磁石材料分野で強大な研究開発能力と確実な産業基地を保有している。
公告によると、2016年より、当該合弁会社が本格生産を開始し、ネオジム磁石製品生産量は2,000 t/年、その後、産業成長及び市場需要状況に基づき、年間生産量6,000 tを目標に設定している。