ニュース・フラッシュ
2015年7月3日
サンティアゴ
山本邦仁
チリ:建設労働者雇用水準の低下は2017年まで継続
メディア報道によると、最近数年間の鉱業プロジェクトの延期・中止の影響を受けて、約2万人の現在の建設労働者雇用水準は、2017年には1万人以下になると予測される。しかしながら、今後、プロジェクトの着手が軌道に乗るにつれて雇用水準は回復し、ピーク時となるであろう2019年には3万5千人に達することが期待される。
民間の調査機関が取りまとめたデータ(2015年第1四半期時点)によれば、2015~2019年で予定されている鉱業投資総額は245.33億US$で、内訳は、CODELCO 62 %、民間鉱山会社38 %となっている。2014~2018年:民間49.8 %、CODELCO 50.2 %、2013~2017年:民間64 %、CODELCO 36 %、といった過去の状況と異なり、CODELCOの投資の比率が高くなっている。