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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年7月3日 リマ 迫田昌敏

ぺルー:Tia Maria銅プロジェクトに対する抗議活動は小康状態

 2015年6月30日付け地元紙によると、Tia Maria銅プロジェクト(Arequipa州)の反対運動の中心になっていた同州Islay郡には、未だ非常事態宣言が発令されたままとなっているものの、住民は落ち着きを取り戻しつつある。Ortizエネルギー鉱山大臣は、年内にもプロジェクトが再開できる状況が整うことへの期待を表明し、非常事態宣言解除を検討する段階にあるとの考えを示す一方、プロジェクトを進めるSouthern Copper社(本社:ペルー)と住民側との合意には当面時間がかかるとの認識を示した。

 また、同社のGonzales社長は、反対運動の激化を受けて5月15日から60日間のプロジェクト凍結を行ったものの、7月半ばまでの短期間に合意達成することは不可能であるとの見解を示し、期限は設定せず、住民からの支持を取り付けることに取り組んでいく方針を明らかにした。

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