ニュース・フラッシュ
2015年7月6日
メキシコ
縄田俊之
メキシコ:2014年メキシコ鉱業投資額は対前年比24.8 %減
2015年6月26日付け業界紙等によると、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)は、2014年におけるメキシコ鉱業投資額が前年と比べ24.8 %減の4,948百万US$となり、当初予想を大幅に下回る結果になった旨を報告した。
大手鉱業企業を含めた会員企業120社からなるCAMIMEXによると、鉱業投資額が大幅に減少した主な要因は、金属市況の低迷と2014年1月に施行されメキシコ鉱業の競争力を阻害する結果となった鉱業特別税等とする。これら要因により、2012年に記録した8,043百万US$以降2年連続で鉱業投資額が減少することとなった。また、本年6月に新たにCAMIMEX会頭に就任したDaniel Chávez会頭は、本年も鉱業投資額は昨年に比べ減少する見通しを示すとともに、昨年、一昨年と本年の鉱業投資額をそれぞれ比較することにより、政府に対し鉱業関係税率の見直しを働きかけるための論拠としたい旨を明らかにした。
一方、メキシコ鉱業関係当局の実質トップであるMario Cantú経済省鉱業調整官は、本年における鉱業投資額を40億US$程度になる見通しを示している。
