ニュース・フラッシュ
2015年7月6日
メキシコ
縄田俊之
メキシコ:ArcelorMittal社メキシコ、従業員2,800人解雇を計画
2015年7月2日付け業界紙等によると、ArcelorMittal社メキシコは、ロシア、中国及びトルコの鉄鋼製品におけるダンピングの影響により、メキシコ国内の従業員2,800人を解雇する計画がある旨を明らかにした。
同社は、メキシコ国内の同業企業であるAltos Hornos de México SAB社及びDeAcero社とともに雇用削減に関する声明を発表した。同社によると、メキシコに対しこれら3か国がダンピング価格による鉄鋼製品の輸出を続ければ、雇用削減数は更に増加する。
なお、Altos Hornos de México SAB社によると、ダンピングの影響により従業員の約20 %(約4,500人)を解雇するとともに投資の凍結を行う計画があるほか、DeAcero社によると、従業員2,500人の解雇と1プラントの操業停止を計画している。