ニュース・フラッシュ
2015年7月10日
リマ
迫田昌敏
ペルー:La Oroya製錬所入札、予定通り実施の見通し
2015年7月8日付け地元紙によると、7月7日、Ortizエネルギー鉱山大臣は、La Oroya村長やLa Oroya製錬所労働者組合の代表者らとの会合(7月3日)において、同製錬所の入札に先立ち承認が必要とされる環境対策修正書(IGAC)の審査が遅延していることに関し、エネルギー鉱山省は数日内にIGACを承認する見通しであるほか、IGACの承認の遅れによって、入札・売却の日程が遅延することはないことを明らかにした。大臣は、政府は同製錬所を最良のコンディションで売却することを目指しているとし、La Oroyaの住民と同様、同地最大の経済活動である同製錬所復活を目標としている旨説明した。
La Oroya製錬所は資金繰りの悪化によって 2009年半ばから操業を停止し、2013年の債権者会議で売却する方針が決定された。エネルギー鉱山省によるIGAC承認を条件として、7月23日の入札実施が予定されている。
