ニュース・フラッシュ
2015年7月10日
モスクワ
木原栄治
ロシア・カザフスタン:ロシアとカザフスタンの合弁である「ウラン濃縮センター」が2014年にフル操業化を達成
2015年7月3日付け地元報道等によると、Rosatom社子会社である原子燃料生産会社TVEL社傘下のUralsky electrokhimichesky kombinat(Ural Electrochemical Combine、スヴェルドロフスク州ノヴォウラリスク市)をベースに設立された、ロシア・カザフスタン合弁企業ウラン濃縮センターが、2014年にフル操業化を達成、500万SWUの製品供給義務を果たした。
同センターの設立は、2006年にスタートした原子力平和利用分野におけるロシア・カザフスタン協力総合プログラムが定めた主要プロジェクトの一つである。これは、ロシアの核燃料サイクル分野において、戦略的意義を有するロシアの国の系列企業に外国パートナーが出資した初のプロジェクトである。ウラン濃縮センターの株式は、TVEL社とカザフスタン国営原子力会社Kazatomprom社が各50 %保有、また同センターはUralsky electrokhimichesky kombinatの25 %プラス1株を2013年に取得している。
