アフガニスタン：中冶江銅アイナク鉱業有限公司傘下のAynak銅プロジェクト、開発遅れ

　安泰科によれば、中冶江銅アイナク鉱業有限公司傘下のアフガニスタンAynak銅プロジェクトは、アフガニスタンの仏教遺跡であるAynak遺跡の下に位置していることから、現地の住民は遺跡保護を重視するようアフガニスタン政府に請願した。現在、Aynak鉱山の開発は非常に遅れている状態で、正式に稼働していない。アフガニスタン文化遺産部門による遺産発掘の進展を待つ状態。

　同鉱山は、世界最大の未開発鉱床で、埋蔵価値は1,000億US$に上る。中冶江銅アイナク鉱業有限公司が100 ％の採掘権を保有しており、当該企業は中央企業である中国冶金科工集団公司と江西銅業集団公司の共同投資により設立された。2008年に中国冶金科工集団公司がAynak銅プロジェクトを獲得したが、各種トラブルによって正式稼働までのスケジュールが定められておらず、両社企業が締結した契約規定を改訂し直す必要がある。