パナマ：Cobre Panamá銅・金プロジェクト、粗鉱処理量を高める一方、投資総額を据え置く

2015年7月22日付け業界紙等によると、加First Quantum Minerals社(本社：バンクーバー)は、韓国鉱物資源公社(KORES)と韓 LS Nikko Copper社とともにパナマに保有するCobre Panamá銅・金プロジェクトに関し、操業開始後5年間における年間粗鉱処理量を当初計画の60百万tから74百万tへと拡大するにもかかわらず、投資総額を64.3億US$に据え置く計画を明らかにした。
First Quantum Minerals社によると、鉱山寿命40年のうち30年は年間粗鉱処理量74百万tを維持するとともに、2017年Q4には最初の精鉱生産を開始する見通しである。また、2016年末までには、新たな露天掘り地点と廃滓ダムに関する環境影響評価報告書を提出し認可を得る計画である。
なお、同プロジェクトに関しては、権益比率がFirst Quantum Minerals社80 ％、KORES 10 ％及びLS Nikko Copper社10 ％で、年間生産量を銅32万t、金3.1 t、銀56 t及びモリブデン3,500 tを見込む。