チリ：CODELCO、Andina銅鉱山拡張プロジェクト環境影響評価書の提出を延期

　メディア報道によると、CODELCOは、SEA(環境影響評価局)に対して、Andina銅鉱山拡張プロジェクト(Andina 244プロジェクト)の環境影響評価書の提出の延期を申請した。現在、NGOや公益法人による意見や評価を考慮した第2回目の評価書の修正作業が進められているが、提出は2015年10月31日まで延期される。

　第2回目の評価書修正作業の延期は、2014年12月に実施して以来二度目。第1回目の評価書修正では、氷河への影響を低減させるための露天採掘ピット形状の変更や、操業期間中のモニタリング実施を盛り込む等の計画修正が行われた。

　Andina 244プロジェクトは年間銅生産量35万t、可採年数65年の開発計画である。いくつかある他のCODELCOの大型拡張事業が、生産量維持のため拡張開発計画であるのに対し、本プロジェクトは唯一の生産量増大につながる開発計画である。