ニュース・フラッシュ
2015年8月3日
モスクワ
木原栄治
ロシア:Rosgeologia社、3件のウラン資源探査契約を受注
2015年7月26日付け地元報道等によると、Rosgeologia社は2015年、国家ウラン資源基盤の補填を目的とする、下記3件の政府契約事業を開始する。いずれも、作業開始は2015年、終了は2017年末となっている。
・Dauriya潜在的ウラン鉱産地方のTarbaldzhey火山性テクトニック構造帯(ザバイカリエ地方)におけるウラン探査を行う。この事業において、有望構造の発見、2万tのウラン予測資源量(カテゴリP2)の確認、今後の地質調査方針に関する提言作成を行う予定。契約発注者は、中央シベリア管区地下資源利用局である。
・東シベリア台地の南西周縁部(クラスノヤルスク地方、イルクーツク州、ブリヤート共和国)において、潜頭性・低露出性の不整合型ウラン鉱化作用を調査する。探査対象最優先エリアの選定、予測資源量(カテゴリP3、P2)の評価、今後の地質調査方針に関する提言を行う予定。契約発注者は、中央シベリア管区地下資源利用局である。
・水成ウラン鉱化作用の発見が有望視されるアムール・ゼヤ低地のNizhne-Bureyskayaエリア(アムール州)において、地質・地球物理予備調査を行う。この事業において、砂岩型鉱化作用探査に向けた有望構造の発見と今後の地質調査方針に関する提言作成を行う予定。ウラン予測資源量はカテゴリP2で1万t、P3 で4万tの確認を予定している。契約発注者は極東連邦管区地下資源利用局である。