ニュース・フラッシュ
2015年8月10日
シドニー
矢島太郎
豪:Fortescue Metals Group、鉱山インフラの一部売却を検討
2015年8月5日、豪州鉄鉱石生産第3位のFortescue Metals Group(FMG)は低迷する鉄鉱石価格に対し、コスト削減により利益を生むことが可能な状況であると前置きしながらも、鉱山インフラの一部売却を検討していることを発表した。FMGは多くの鉱山インフラを自社で100 %保有しており、自社のインフラを効率的に利用することで生産コストの削減を実施している。地元各紙はFMGは負債を減らすために少なくとも15億A$の確保を迫られている状況にあり、中国の河北鋼鉄集団(Hebei Iron and Steel社)と天津物産集団(Tewoo Group社)がFMGに対して鉱山インフラの売却交渉を持ちかけていることを報じている。