ニュース・フラッシュ
2015年8月14日
サンティアゴ
山本邦仁
アルゼンチン:Mendoza州反鉱業法(州法第7,722号)に対する訴訟、州最高裁判決へ
メディア報道によると、Mendoza州法第7,722号が違憲であるとして鉱業業者団体が起こした計11件の訴訟は、それぞれ反論提出を終え、州最高裁判所の判決が待たれる段階に至った。
州法第7,722号は金属鉱石の処理におけるシアン、水銀、硫酸等の使用を禁止するほか、探査及び開発の各段階において州議会による承認を義務付けている。州法施行後に最初に認可を求めたのはSan Jorge銅プロジェクトだったが、州議会はプロジェクトを否決している。なお、同プロジェクト開発計画(プレFS)では、鉱石(酸化鉱)を隣接するSan Juan州へ輸送したうえでヒープリーチングを行うことを想定している。
州最高裁は、(1)法律の合憲性を認める、(2)法律の違憲性を宣言する、又は(3)法律の一部条項につき違憲判断をする、のいずれかの判断を下すことになる。