ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- アルミニウム/ボーキサイト
中国:新規電解アルミニウム生産能力規模が大きく、需給矛盾が深刻化
安泰科によれば、中国国内2015年1~6月、電解アルミニウムにおいて減産や生産停止した生産能力は約82万tであるが、西部地区では新規生産能力として200万t以上が建設され、電解アルミニウム生産量は1,560.82万tで対前年比11.69 %の増加となり、急成長を保っている。
85 %の生産能力利用率から計算すると、国内の電解アルミニウム生産能力は約550万tの過剰であり、2015年下半期には約180万tの電解アルミニウム生産能力が新たに稼動するため、業界の需給問題は一層深刻化する見込み。
産業配置から見ると、西部地区の電解アルミニウム生産量は国内の60 %を占め、生産能力利用率は90 %以上を達成し、且つ数多くの企業には自家発電所を保有し、生産全体コストは8,000~9,000元/tを保ち、運搬費を含めて考慮すると、コストも9,700元/ t以内に抑えている。
現在建設中の電解アルミニウム生産企業は自家発電所を保有し、将来的にコストの高い電解アルミニウム企業は生き残れず、電解アルミニウム業界では新規・既存生産能力の交替、平均生産コストも徐々に低減する態勢を見せる。
