ニュース・フラッシュ
2015年9月4日
バンクーバー
昆野充登
エリトリア:Nevsun Resources社、Bisha鉱山での強制労働を否定
2015年9月4日付地元報道によれば、Nevsun Resources Ltd(以下、Nevsun Resources社)は、同社がエリトリアに所有するBisha鉱山において強制労働及び人権侵害があったとする国連のレポート(2015年6月公表)に対し、そのような事実は無かったとする独自のレポートを公表した。国連のレポートでは、鉱山の建設段階において強制労働があったとしているが、国連の査察があった2013年には、すでに鉱山は生産を開始していた。
Bisha鉱山に関しては苦労が多く、2004年にはエリトリア政府により理由なく国外退去処分とされたこともある。ただし、Bisha鉱山の建設が始まった2008年以降、繰り返し強制労働が指摘されており、Nevsun Resources社は肯定も否定もしていなかったが、将来に向けた対策は講じていた。
エリトリアの経済は天然資源に依存しており、オーストラリア、カナダ、中国といった外国企業を呼び込む状況となっている。
