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ニュース・フラッシュ

2015年9月14日 サンティアゴ 山本邦仁

チリ:鉱業審議会、水資源法改正法案に対して懸念を表明

 メディア報道によると、鉱業審議会(Consejo Minero、大規模鉱山企業で構成する業界団体)は、現在審議中の水資源法改正法案について、手続に要する時間の長期化とコストの上昇により、鉱業プロジェクトが悪影響を受けるかもしれない、との懸念を表明した。

 2015年8月に下院水資源委員会で承認された法案修正案では、鉱物資源探査や鉱石採掘を通じて発見された水資源を使用する場合、その場所と水量を90日以内にDGA(Dirección General de Aguas、公共事業省水資源総局)に報告し、使用許可を申請する必要があると規定している。水資源総局は、報告申請内容を審査し許可を与える権限を有する。

 Joaquin Villarino鉱業審議会会長は、認可手続が行なわれている間、安全な操業が継続できるように坑内湧出水を一時的に保管するタンクを建設することは困難であることを指摘しているほか、採水に関して全般的な制限を規定する環境認可手続と、水資源改正法案に規定される水資源総局による認可手続が重複することを問題視している。

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