ニュース・フラッシュ
2015年9月14日
メキシコ
縄田俊之
メキシコ:メキシコ政府、2016年度鉱業関係予算を対前年度比4.8 %増として計上
2015年9月10日付け業界紙等によると、メキシコ政府は、2016年度における鉱業関係予算を本年度予算376.2百万ペソと比べ4.8 %増の394.2百万ペソとして計上する旨を明らかにした。
政府関係者によると、大蔵公債省は、鉱業企業が鉱山操業等に使用するディーゼル機器の購入に際し、生産・サービス特別税(IEPS)の還付ができるよう租税改正案をメキシコ議会へ提出した一方、当該還付額を計上したことにより鉱業関係予算を本年度予算の4.8 %増とした。また、鉱業関係予算のうち最も増加率の高い項目は、鉱業のコーディネートに関する予算であり、本年度予算の43.1百万ペソに対し74 %増となる75.3百万ペソを計上した。
なお、メキシコ鉱山・冶金・地質技師協会のJosé Martínez Gómez前会長は、政府による2016年度鉱業関係予算の増加計上を評価する一方、当該予算がメキシコ鉱業にとって効率的に活用されることを期待する旨の談話を発表した。
