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中国:2015年ニッケル消費量は97万tに達する
安泰科によれば、中国2015年のニッケル消費量は97万tに達し、対前年比5.3 %の増加となる見込み。そのうちステンレスの消費は82 %、電気メッキ7 %、鋳造合金5 %、バッテリー2 %、その他3 %を占めている。
2015年ステンレス粗鋼生産量は2014年の生産とほぼ一致し、2,190万tで、世界総生産の52 %を占める。そのうち300系生産は1,102万t、200系661万t、400系の生産量は427万tである。2015年中国一次ニッケルの生産量は62万tだが、消費量が約97万tであるため、供給不足の補充にニッケルを輸入する必要がある。
2020年中国のニッケル消費量は110万tに上る予想である。成長は多少減速するが、発展の余地がある。中国は各種ニッケル原料を輸入すると同時に海外投資も拡大する。現在数多くの投資案件はインドネシア、パプア・ニューギニア、ミャンマーとカナダにあり、豪州やベトナムでも買受け協力事業も展開している。