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ニュース・フラッシュ

2015年10月2日 リマ 迫田昌敏

ペルー:Cajamarca州Santos知事、汚職疑惑による拘留期間2016年7月まで延長へ

 2015年9月9日付け地元紙によると、国家刑事裁判所は、Cajamarca州Santos知事の拘留期間を2016年7月24日まで延長した。同知事には、2014年6月から14カ月間にわたる拘留が科されたが、同期間は11カ月間延長されることになった。今後、検察は拘留期間の期限内に捜査を終了し、起訴しなければならない。さらに、起訴が行われた場合、Santos知事の処遇を決定するための裁判が行われることになる。

 同知事は、2012年8月から中断しているMinas Conga金プロジェクト(Cajamarca州)反対勢力の指導者とも言える人物で、2014年6月、公共事業の入札に絡む収賄の容疑で逮捕され、逃亡の恐れがあるとして14か月の予防拘禁が命じられ、リマ市内の刑務所に収監されていた。収監中であるにも関わらず、2014年10月に行われた統一地方選挙では有効票の44.2 %を獲得して再選し、2015年1月から新知事の任期が始まったが、知事業務は副知事の代行となり、また有罪が確定した場合は、解任の可能性があると伝えられている。

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