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ペルー:Las Bambas銅プロジェクト反対デモ、72時間停止へ
2015年9月30日~10月1日付け地元紙によると、反対デモを率いるApurimac州Cotbambas郡の活動家らは、9月30日夜、72時間のデモ停止を決定するとともに、政府とプロジェクトを実施するMMG社(本社:豪州、中国資本)に対して対話協議会の設置を要請した。このうち、Cotabambas郡民団体「Cotabambas利益保護戦線」のAbarca代表は、Cotabambas郡は平穏な地域であり、責任ある鉱業を支持しているとの立場を表明しつつ、EIAの修正について政府からの情報を得られなかったことが抗議デモのきっかけとなったと説明した。さらに、暴力的な行為に関しては、外部からの扇動が行われた可能性を示した。これに関して、MMG社関連の情報源も、同社との下請け契約を締結できなかった企業が、煽動者に対して資金提供を行ったとしている。同様にApurimac州のVenegas知事も、抗議デモには外部からの介入が行われた旨表明している。
本プロジェクトの操業開始は2016年第1四半期の予定とされているが、MMG社のMendoza環境部長は、反対運動によるプロジェクトの遅延は発生しないとの見通しを示している。また、Cateriano首相は、犠牲者に対する弔意を表明する一方、本プロジェクトは投資額100億US$の、ペルー史上最大の鉱業プロジェクトであり、開発進捗率は既に98 %となっており、今後も進行しなければならないと訴えた。