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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年10月5日 モスクワ 木原栄治

キルギス:Kyrgyzaltyn社、金枯渇により石炭開発も

 2015年9月28日付け地元報道等によると、Kyrgyzaltyn社は、Kok-Moinok鉱床Bulak(Vostochny)鉱区における褐炭の地質探査を落札した。入札開始価格6,965 US$のところ、同社の提示額は20万6,000 US$であった。

 Kyrgyzaltyn社の鉱物資源基盤は近年慢性的に不足しており、同社は開発中の金鉱床の枯渇が原因で、事業所の操業を再三停止している。9月初め、Makmalzolotoコンビナートの金製錬所とTerek-Say金鉱山が操業を停止した。これは、資源豊富な鉱区の開発準備に向けた地質探査を実施してこなかったことによる。また、政府機関の足並みが揃わず、同社への新規ライセンス供与の問題が解決していない。

 キルギス国家地質鉱物資源庁は、2015年10月22日、Kyrgyzaltyn社の資産付近の3鉱床を1ロットとして入札(開始価格2,000万US$)を実施する予定である。入札対象は、Terekkan及びPerevalnoe金鉱床とTerek金・アンチモン鉱床(第17ブロックを除く)である。

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