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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
ペルー:争議中のLas Bambas銅プロジェクト、2016年末のフル操業を計画
2015年10月7日付け地元紙によると、MMG社(本社:豪州、中国資本)による鉱山建設が98 %の進捗状況にあり、争議中のLas Bambas銅プロジェクト(Apurimac州)では、現在、選鉱プラントにおける試験運転や設備の調整等が実施されている。この調整作業は2016年初頭まで続き、2016年第1四半期以降、商業生産が開始される見通しである。商業生産開始後、最初の6か月間でランプアップを進め、2016年末にはフル生産体制となることが計画されている。
Las Bambasプロジェクトでは、生産開始後、最初の5年間で2百万t以上(含有銅純分)の銅精鉱が生産される見通し。Las Bambasプロジェクトは3つのオープンピットからなり、選鉱プラントから10 キロメートルに位置するFerrobamba鉱床に全体の約7割の鉱石が存在する一方、Chalcobamba鉱床とSulfobamba鉱床に残りの鉱石が存在している(下表参照)。なお、公式マインライフは少なくとも20年とされているが、2050年頃まで生産可能であると推測されている。