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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
チリ:Glencore、Lomas Bayas銅鉱山の売却準備に着手
Glencoreは、2015年10月12日付けニュースリリースで、同社が操業するRomas Bayas銅鉱山(第Ⅱ州)を売却する方針であり、売却に向けた準備に着手したと発表した。Romas Bayas鉱山では露天採掘により採掘した酸化鉱を処理し、銅カソードを生産しており、年間生産能力は75,000 t。2014年の生産量は66,600 tであった。
Lomas Bayas鉱山は1998年に生産を開始し、現在は生産計画の第Ⅱ期(Lomas Bayas Ⅱ)にあたる。Fortuna de Cobre鉱床を対象として、操業年数8年の計画で2012年に生産を開始したが(投資額は293百万US$)、現状の生産規模と可採鉱量に基づくと、2028年まで操業が可能とされる。
今後の開発投資事業として、Lomas Bayas Ⅲプロジェクト(硫化鉱開発事業、投資額16億US$、年間換算銅量生産規模80,000 t)がある。プレFSは2012年に完成したが、それ以降、FSへの移行はアナウンスされておらず、環境影響評価書の提出といった動きもない。
COCHILCOはこれまで同プロジェクトを2018年操業開始と分析していたが、8月公表の2015-2024年鉱業開発投資計画事業分析では除外した。