ニュース・フラッシュ
2015年10月15日
バンクーバー
山路法宏
加:連邦最高裁、IOC社の不服申し立てを却下
QC州ラブラドール・トラフ地域で鉄鉱石鉱山を操業しているRio Tintoの子会社Iron Ore Company of Canada(IOC社)が、Innuファーストネーションから伝統的な生活が侵害されたとして9億C$の損害賠償を請求されている問題で、2015年10月15日、連邦最高裁がIOC社の不服申し立てを却下したことが地元報道により明らかになった。同社は、2013年3月に訴訟を起こされて以降、訴訟対象は企業ではなく政府であるべきと主張して棄却申し立てを行ってきたが、2014年9月にQC州上級裁判所、2015年1月には同州控訴裁判所から却下され、今回連邦裁判所からも却下されたことで、今後は法廷で争われることとなった。


