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- 銅 ベースメタル
ザンビア:Konkola銅鉱山、価格低迷と電力不足により減産の可能性
2015年10月14日付メディア報道によれば、Vedanta Resources社はKonkola銅鉱山の生産量を更に減産するという見通しを出した。同社CEOのTom Albanese氏は、銅価格がこのまま低迷する場合、銅生産をリスクに晒すような可能性を制限しなければならないとコメントした。同社は操業の見直しを行い解雇した133名に加えて、10月2日付で銅価格下落と電力不足を理由にさらに148名の従業員を解雇した。
同氏によれば、過去数ヶ月で自社の電力消費量を250 MWから200 MWまで20 %削減したが、これでは同国の電力不足に対応するには未だ不十分であり、製錬能力を削減し、これに伴い鉱山生産も減産させるとしている。一方で、同氏はザンビアでの鉱山操業は今後50年間に渡って継続するという意向を示しており、同国の長期的な将来性に期待しているとして、そのためにも我々はコスト削減を進めて行く必要があるとコメントしている。