ニュース・フラッシュ
2015年10月26日
ジャカルタ
山本耕次
インドネシア:PT AntamとPT Inalumが関係強化
2015年10月15日付地元メディアによると、インドネシア国営鉱山会社PT Antamは、国営アルミナ精錬会社PT Indonesia Asahan Aluminium(PT Inalum)と、西カリマンタン州Mempawah県におけるスメルターグレードアルミナ工場(SGAR)建設及び運営の戦略的パートナーとしてのジョイントベンチャー形成を同意した。
PT Antamの声明では、SGARは17億US$の費用をかけ、2016年に着工、2019年に工事完了の予定である。PT Antam取締役社長Tedy Badrujman氏は、本同意は今年6月に両社によって締結された覚書の追加措置であり、Mempawahでの工場建設はPT Antamのボーキサイト鉱床の価値を増大するものだと述べた。
当該SGARにおけるスメルターグレードアルミナの生産能力は2百万t/年を計画しており、第1フェーズで1百万t/年から生産を開始し、ボーキサイト6百万tを使用する。同工場が完成した暁には、PT Inalumはアルミナ輸入量を削減することが可能となる。
