ニュース・フラッシュ
2015年11月4日
ジャカルタ
山本耕次
インドネシア:Freeport McMoRan社、2015年第3四半期のインドネシアからの販売が減少
2015年10月24日付地元メディアによると、インドネシア・パプア州でGrasberg銅・金鉱山を操業しているFreeport McMoRan Copper & Gold Inc.(Freeport社)は、生産の低下と価格下落のため、同社の銅及び金の第3四半期における販売が減少した。
10月22日に出されたFreeport社からの声明では、今年第3四半期の銅と金の販売はそれぞれ1億9,800万lb及び28万5,000 ozであった。前年同期ではそれぞれ2億8,500万lb及び50万5,000 ozであった。
同社によると、販売の低下は鉱石品位の低下及び、2014年7月後半からの輸出制限解禁による船積みによるものであり、エルニーニョによる天候悪化により、鉱石船積みが大きく影響を受けた形となった。エルニーニョによりプラント操業に必要な水が不足しており、Grasberg鉱山を操業するFreeport社子会社のPT Freeport Indonesia(PTFI)は、2015年第4四半期には操業率を約15 %下方修正する計画である。この操業率低下により、銅7千万lb及び金7億oz分が2015年第4四半期の生産計画から縮小されることになる。
