ニュース・フラッシュ
2015年11月9日
ロンドン
竹下聡美
米:Morgan Stanley、コモディティ価格は2016年に14 %、2017年に19 %上昇と予測
Morgan Stanley(本部:ニューヨーク)は2015年11月6日、Morgan Stanley Research社『Metals & Mining: Turning Tide(金属鉱業、需給タイト化へシフト)』において、現在のコモデティティ価格は1982年以来の世界的な不況レベルにあるものの、2016年に14 %、2017年には19 %上昇すると予測した。
背景として、中国需要について中国人民銀行は470億US$もの国債を発行して地方のインフラ建設を支援し、また中国政府は住宅販売を促進させる計画があるとして、引き続き需要が成長する可能性があるとしている。
一方で、コモディティ価格が上昇するためには、供給サイドによる鉱山又は製錬所の閉鎖や減産が必要であることも述べている。
