ニュース・フラッシュ
2015年11月23日
メキシコ
縄田俊之
パナマ:貿易産業副大臣、2016年から新規鉱業コンセッション付与再開を示唆
2015年11月13日付け業界紙等によると、Manuel Grimaldo貿易産業副大臣は、Juan Carlos Varela Rodríguez現大統領政権下において実質的に鉱業コンセッションの付与が行われていなかったが、2016年初頭から非金属に対し鉱業コンセッションの付与を再開する見通しであることを明らかにした。
同副大臣によると、非金属に限定されるものの、2016年1月から相当程度高い確率で鉱業コンセッションの付与再開が可能となるよう新たな鉱業関係法令が整備され、許認可に係る審査が開始される見通しである。なお、金属に対しては引き続き鉱業コンセッションの付与は行わない。なお、現在パナマで活動中の鉱業コンセッションは、非金属が152件、金属が15件である
一方、パナマ鉱業会議所(CAMIPA)のZorel Jaime Morales会頭によると、パナマにおける金属資源の確定・推定埋蔵量は約2千億US$相当と算出されているが、パナマ鉱業には制度面の課題と技術的能力の確保が求められているほか、鉱業を監督するに足る十分な組織体制が欠如している点に課題を抱えている。
