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- 金 ベースメタル
メキシコ:メキシコ金生産量上位企業、2015年Q3の金生産量は概ね上々
2015年11月16日付け業界紙等によると、メキシコで操業中の金生産企業は、昨今の金市況の低迷にもかかわらず堅調な生産を維持し、本年Q3における22社合計の金生産量は30.7 tであった。
先頃メキシコで操業中の金生産企業18社が発表した本年における金生産量見通しを合計すると、昨年実績の104.2 tから12.2 %増の116.9 tとなった。なお、金生産量上位5社の実績は、以下のとおり。
◯加Goldcorp社(本社:バンクーバー)
Peñasquito多金属鉱山及びLos Filos金鉱山が雨季における集中豪雨の影響を受けたため、本年Q3における金生産量は9.6 tとなり、本年Q2の11.4 tと比べ減少したが、粗鉱品位向上により前年同期の6.2 tよりは大幅に増加した。
◯Peñoles社
Herradura鉱山、Saucito鉱山及びNoche Buena鉱山における増産により、本年Q3における金生産量は、子会社であるFresnillo社の生産量5.7 tを含め5.9 tとなり、前年同期と比べ16 %増加した。
◯Minera Frisco社
本年Q3における金生産量は、前年同期の3.7 tから減少し2.9 tであった。
◯加Agnico Eagle Mine社(本社:トロント)
メキシコ国内で操業する3鉱山の生産量増加により、本年Q3における金生産量は、前年同期の2.3 tから増加し2.8 tであった。
◯加Alamos Gold社(本社:トロント)
本年7月に総額15億US$に及ぶ加AuRico Gold México社(本社:トロント)との合併を完了しEl Chante金鉱山を傘下に収めた結果、本年Q3における金生産量は、前年同期の0.9 tから増加し1.5 tであった。
なお、上位5社以外に関しては、加Primero Mining社(本社:トロント)が1.0 t、加New Gold社(本社:トロント)が1.0 t、加Pan American Silver社(本社:バンクーバー)が0.9 t、米 Argonaut Gold社(本社:レノ)が0.9 t、加Timmins Gold社(本社:バンクーバー)が0.7 t、米Coeur Mining社(本社:シカゴ)が0.7 t、加Yamana Gold社(本社:トロント)が0.6 tであった。