ニュース・フラッシュ
2015年11月24日
シドニー
矢島太郎
豪:South32、株主総会で自社尾鉱ダムの点検実施を明言
2015年11月19日、地元各紙はSouth32がパースで行った株主総会で、BHP BillitonとValeによるブラジルSamarco JV(鉄鉱石鉱山)での尾鉱ダム決壊事故を重く見て、自社の各鉱山の尾鉱ダムの点検を実施することを明言したと報じた。
同社はさらに、従業員及び鉱山周辺住民に対する安全について、最大限の配慮を行うことを約束した。株価については、上場時2.00 A$以上だった株価が1.24 A$まで値下がりしたのは資源価格の下落が原因と説明し、South32は目標どおりの生産を実行して高いパフォーマンスを示しており、負債は総資本の約4 %にとどまり、健全な経営状況であるとの説明が行われた。
