ニュース・フラッシュ
2015年11月24日
ジャカルタ
山本耕次
インドネシア:インド鉱山会社がインドネシア政府を提訴
2015年11月18日付地元メディアによると、インドの鉱山会社India Metals & Ferro Alloys Ltd.(IMFA)は、鉱業操業係争に関して同社に7.7兆IDR(インドネシアルピア)(5億8,100万US$)の損害を与えたとして、インドネシア政府を常設仲裁裁判所に提訴した。また、同日にエネルギー鉱物資源省も発表を行った。
同省鉱物・石炭総局の法律部門長Heriyanto氏によると訴えは、カリマンタン島における重複鉱区によるIMFAの操業中断に関し、オランダ・ハーグにある常設仲裁裁判所に申し立てられたとのこと。IMFAの所有する鉱業事業許可は、東Barito、Tabalong及び南Barito地区で7か所の鉱業許可重複がみられ、鉱業事業許可は中央カリマンタン州東Baritoにて発行されたものであるという。
また、IMFAの鉱業事業許可は2010年にPT Sri Rahayu Induk(SRI)から870万US$で取得されたものであるが、取得に関しデューデリジェンスを行っておらず、SRI鉱区がクリア & クリーンステータスを有していないのを認識していなかった、という。
常設仲裁裁判所は12月6日にシンガポールにおいて審理を開始する予定。