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ニュース・フラッシュ

2015年12月5日 モスクワ 木原栄治

ロシア:今後2年間は海外市場での白金族金属売却を行わず

 2015年11月26日付け地元報道等によると、ロシア国家貴金属・宝石備蓄機関(ゴフラン)のオレグ・ナタロフ国家備蓄予算局長が、ロシアは今後2年間、海外市場での白金族金属売却を行わない旨を発言した。同局長は、「白金族金属の在庫はあるが、戦略備蓄が必要である。2015年、ゴフランは数年ぶりに国家備蓄用に白金族金属の購入を開始し、Amur採金協同組合からプラチナ1 t、Norilsk Nickel社からパラジウム1 tを購入した。2016年は予算承認後、購入を継続し、割当資金の50 %以上を金、残りをその他貴金属の購入に充てる」と述べている。

 ゴフランは2013年及び2014年は白金族金属を購入しておらず、2014年は金6 t以上(約130億ルーブル(RUB))を購入した。2015年は国家備蓄用の貴金属・宝石購入に110億300万RUB、2016年は予算案では119億6,200万RUBを充てる予定である。

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