ニュース・フラッシュ
2015年12月7日
ロンドン
竹下聡美
その他:Fitch Rating、2016年の鉱業セクターをネガティブと評価
2015年12月3日付けメディア報道によれば、英格付け会社Fitch Rating社は2016年の鉱業セクターの見通しについて、確固としてネガティブ(Firmly Negative)と評価した。これは中国需要が2016年も引続き低調であるとして、投資家のコモディティ投資が不人気であることが継続することを要因として挙げている。
同社によれば、鉄鉱石及びアルミ二ウムについては2016年にさらに下落し、これは銅及び亜鉛についても同じであるとした。ニッケルについては中国NPI生産量の減少と鉱山減産により、これらベースメタルのトレンドからは外れるだろうと予想した。また多くの鉱山会社は資本投資予算の減額を完了しているとして、フリーキャッシュフローを生み出すために配当を減額する方向に動くと見られている。