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ニュース・フラッシュ

2015年12月7日 シドニー 矢島太郎

豪:NT準州政府、探鉱を行うには事前に地権者との書面による合意が必要に

 2015年11月30日、NT準州政府は、NT準州内で資源企業が鉱業や石油の探鉱を行うには、事前に地権者との書面による土地アクセスの合意が必要になることを発表した。

 NT準州政府は、NT準州にとって共に重要な資源産業と畜産産業の関係を対等とするために、新しいプロセスが必要になったと説明している。地権者は資源企業から事前にどのような手法で探鉱が行われるかを知ることができるようになり、従来よりも発言力が強くなる。今後は資源企業が地権者を尊重し、良好な関係を築きながら活動を行うことが必要になる。

 オーストラリア鉱業協会(MCA)はNT準州の発表を好意的に受け止めつつも、NT準州で第2位の産業となっている鉱業の実施を阻害するものとならないように注意が必要であるとコメントしている。同様の制度はNSW州、QLD州で既に導入されている。

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