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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2015年12月21日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:メキシコ銅生産量上位4社、2015年Q3の銅生産量を発表

 2015年12月15日付け業界紙等によると、メキシコ銅生産量上位4社の本年Q3における銅生産量の合計が、前年同期と比べ11.2 %増加した。

 上位4社の本年Q3における生産実績については、以下のとおり。

◯Southern Copper社

前年同期の86,864 tから100,426 tへと増加。主な要因としては、Sonora州に保有するBuenavista銅鉱山及びLa Caridad多金属鉱山における増産による。なお、Buenavista銅鉱山に関しては、2016年Q1に銅・モリブデン濃縮プラント及びSxEwⅢプラントの拡張工事が完了することにより、2016年の生産量が更に増加する見通しである。

◯Peñoles社

前年同期の9,472 tから9,741 tへと増加。主な要因としては、Zacatecas州に保有するMadero多金属鉱山及びVelardeña多金属鉱山における品位及び回収率の向上、並びに、Tizapa多金属鉱山における回収率の向上による。

◯Minera Frisco社

前年同期の6,481 tから5,284 tへと減少。主な要因としては、Sonora州に保有するMaría銅鉱山におけるカソード生産量が44 %低下したことと、Chihuahua州に保有するSan Francisco del Oro多金属鉱山における濃縮プラントの処理量が3 %低下したことによる。

◯加Capstone Mining社(本社:バンクーバー)

前年同期の4,900 tから4,300 tへと減少。主な要因としては、Zacatecas州に保有するCozamin多金属鉱山において生産量増加に向けた設備更新のための工事により、一時的な生産量低下となったことによる。

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