ニュース・フラッシュ
2015年12月21日
メキシコ
縄田俊之
メキシコ:加Chesapeake Gold社、Metates多金属プロジェクトに係るプレFSが近々終了
2015年12月17日付け業界紙等によると、加Chesapeake Gold社(本社:バンクーバー)は、Durango州に保有するMetates多金属プロジェクトに関し、現在実施中のプレFSが2016年Q1に終了する見通しである旨を明らかにした。
同社によると、本年Q1に発表したプレFSでは、操業開始から当初4年間の第1フェーズにおける粗鉱処理量を30千t/日にすることにより、2013年のプレFSで提示した初期投資額30.8億US$から10~15億US$程度削減できる旨を提示していた。現在実施中のプレFSでは、浮遊選鉱プラントの建設場所を見直すことにより、敷設すべきパイプラインやアクセス道等の建設費用を削減するとともに、海水淡水化施設と貯水池に係るパイプライン建設費用を削減することにより、初期投資額の更なる削減を目指す。
なお、本プロジェクトは、確定及び推定埋蔵量が金575 t、銀16,360 t及び亜鉛1,905千t、年平均生産量が金20.5 t、銀494.5 t及び亜鉛64,864 t、鉱山寿命30年と世界最大級の未開発金銀鉱床の一つに挙げられる。