中国：中国2015年1～11月非鉄金属工業生産における特徴

　安泰科によれば、2015年1～11月中国非鉄金属工業の生産は以下の特徴を示している。10種の非鉄金属製錬製品生産は安定的に増加しているが、伸び率は1～10月と比べ小幅に下落した。6種金属鉱産製品の生産は減少し続けており、銅、アルミ二ウムの高度加工製品生産は安定的に増加しているが、伸び率は明らかに下向きになった。

　2015年1～11月、中国の10種の非鉄金属生産量は4,704.65万t(前年同期比7.47 ％増)、成長率は対前年同期1.3ポイント増加、1～10月と比べ0.9ポイント反落した。そのうち銅・アルミニウム・亜鉛・ニッケル・水銀の生産量は前年同期比で増加、他方、鉛・錫・アンチモン・マグネシウム・チタンの生産は前年同期比で減少している。

　一定規模以上企業の精鉱中6種金属含有量は830.56万t(前年同期比9.35 ％減)、下げ幅は2015年1～10月と比べ1.03ポイント拡張した。そのうち銅・鉛・亜鉛・ニッケル・アンチモン精鉱金属含有量は対前年同期比減少していたが、錫精鉱だけ、前年同期比9.31 ％増加した。酸化アルミ二ウム生産は5,219.61万t(前年同期比10.18 ％増)である。

　銅加工材の生産(企業間の2重統計分も含む)は1,723.71万t(前年同期比8.44 ％増)で、伸び幅は対前年同期比3.16ポイント反落した。アルミ二ウム加工材の生産(企業間の2重統計分も含む)は4,734.91万t(前年同期比8.34 ％増)で、伸び幅は前年同期比10.57ポイント反落した。