米：Alcoa社、アルミニウム製錬所の閉鎖とアルミナ工場の生産量削減を発表

　2016年1月7日、総合アルミニウムメーカーのAlcoa社は、26.9万tの生産能力があるIN州のWarrick製錬所を2016年第1四半期に閉鎖すると共にTX州のPoint Comfortアルミナ工場でのアルミナ生産量を100万t削減すると発表した。

　同社は、2015年11月にも米国内の複数の製錬所の操業休止や閉鎖を発表していたが、長引く市況低迷の中で上流ビジネスの競争力を強化するために更なる取り組みを行うことが必要と判断した。同社は、2015年3月に1年間で50万tのアルミニウム製錬と280万tのアルミナ生産を削減する可能性を示唆していたが、今回の対策により、それを上回る81.2万tのアルミニウム製錬能力と330万tのアルミナ製造能力を削減することになる。

　なお、Warrick事業のうち、製錬所以外の圧延工場や発電所は操業を継続する。