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ニュース・フラッシュ

2016年1月9日 リマ 迫田昌敏

ペルー:2016年主要鉱業プロジェクトの見通し

 2016年1月4日付け地元紙によると、エネルギー鉱山省は、Las Bambas銅プロジェクト(Apurmac州)では現在機材やプラントの試験運転が行われており、2016年第1四半期内に操業が開始されること、本プロジェクトにおける2016年の銅生産量は250,000~300,000 tとなる見通しを示した。一方、プロジェクトを実施するMMG社(中国資本)は、今後も銅価格の下落が続く場合、生産量を調節する可能性があるものの、3月には商業生産を開始する旨発表した。さらに今後20百万US$を投資して延長10万メートルのボーリング調査を実施することを再確認した。本プロジェクトへの総投資額は10,000百万US$となる見込みである。

 一方、2015年9月に拡張プロジェクトが完了したCerro Verde銅・モリブデン鉱山では2016年初頭からフル生産体制に入り、年間銅生産量600百万ポンド(約27.2万t)、モリブデン15百万ポンド(約6.8千t)の見込みとなっている。

 さらに、2016年初頭にはShahuindo金・銀プロジェクト(Cajamarca州、Rio Alto社、132百万US$)、第2四半期にはTambomayo金プロジェクト(Arequipa州、Buenaventura社、250百万US$)の操業開始が予定されている。

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