サブサハラ・アフリカ：世銀、サブサハラ・アフリカ地域の経済成長をコモディティ安により減速化、2016年4.2 ％と予測

　世銀が2016年1月に発行した世界経済展望(Global Economic Prospects)によれば、先進国の緩やかな経済回復が継続し、主要コモディティ輸出国での活動が安定化するため、2016年の世界経済は前年比2.9 ％成長となる見通しである。なお、2015年の経済成長は当初予想より減少して前年比2.4 ％増であった。

　サブサハラ・アフリカ地域については、2017年にかけて引き続きコモディティ価格が低迷するとの見方から、チャレンジングな状況に直面するとみられ、2016年は前年比4.2 ％増と予測した。米国の金融政策が平準化することにより世界の資金調達市場はタイト化すること、また電力供給問題が引き続きボトルネックとなると見られている。なお、同地域の2015年の成長率は3.4 ％、2017年から2018年にかけて4.7 ％になると予測している。