米：Noranda社、アルミニウム上流事業における操業停止や人員削減等の取り組みを発表

　2016年1月13日、Noranda Aluminum Holding Corporation(Noranda社)社は、アルミニウム価格の下落に対応するため、労働者の削減や、アルミニウム製錬所、アルミナ工場の操業の縮小、アルミニウム製錬所の減産、及びボーキサイト生産に関するジャマイカ政府へのフォース・マジュールの通知等の対策を発表した。

　Noranda社は、上流の事業として、ジャマイカのボーキサイト鉱山、米国LA州のアルミナ工場、MO州のNew Madridアルミニウム製錬所を操業しており、それに従事する従業員の約90 ％にあたる約190名の削減を開始した。

　また、2月4日までにNew Madrid製錬所の従業員約350名を追加で解雇する予定。同製錬所では、2016年1月7日から電力供給回路の故障で3つのうち2つのポットラインで生産が停止しており、大幅な電力料金の改善が実現できなければ、2016年3月12日までに継続中の一部操業についても縮小する予定。そのため、同製錬所の事故をフォース・マジュールに該当するものとして、ジャマイカ政府に対して生産計画から大幅に減少することを通知した。